ヅラの胸の先っちょをヅラの出したヌルヌルを塗り込むようにして弄るとヅラの綺麗な顔が色っぽく歪む。自分がどんな顔してんのか自覚あんのかな。こんなみっともない表情してるだなんて知ってんのかな、こいつ。
眉根を寄せて、目をぎゅって閉じて、口からだらしなくヨダレ垂らして……でも何でこんな顔しててもこいつって綺麗なんだろうな。
「ぁぁ…ゃ…あ、ぅ」
ほら、やっぱ気持ち好いんじゃねえか。
「はい、自分でやってみて」
「……え?」
「ほら、右手」
ヅラの右手を広げさせて、胸に置く。
「やっ、気持ち悪い!」
手をどかそうとしたから、捕まえて、ヅラの指をヅラの胸に押しつけて、円を描くように触らせてみる。
「…んっ」
ヅラの人差し指が、自分のでテラついた自分の胸を触ってる……なんかすげえ卑猥な光景。
「ほら、自分でやってみ?」
「……できない」
「協力してやっから」
ヅラの手を握ったまま、ヅラの手で触る。抵抗して手を退かそうとしたけど、普段だったら腕相撲で五分五分だけど、もうお前力入ってねえだろ? この状態で俺に抵抗できるとか思ってんの?
直接触ってるわけじゃねえけど、ヅラの指を通して感覚はダイレクトに伝わってくるような気がした。
「ほら。いつも俺がどうやって触るのか思い出してやってみろ」
「や…できな…」
「やれよ」
ヅラは少しの間俺に哀願の視線を送ってたけど、やるまで俺が諦めないのをすぐに悟ってくれてありがとう。俺が笑顔でヅラに視線を返してると、ようやく、自分で指を動かし始めた。
ヅラは自分の出したのを絡めた指先で自分の胸に触ってる……って、やっぱすげえエロい。
「……ぁ、や、ぁ……」
目をきゅっと閉じて、足もぞもぞ動かしながら、それでもヅラの口から何だかイイ声がうっすら漏れてくる。
「へえ、自分でやってても気持ちいいんだ?」
ヅラは俺の声に見られてる事を意識して、一度指を止めた。続けろって目で促すと渋々指を動かし始めた。ゆるゆると指を動かして、自分で自分の胸に触ってる。
「気持ち……良くない」
「気持ち良くないんだったら、これ何?」
「っ、ああぁっ!」
既に立ち上がってるヅラのを爪で弾くと、ヅラの背は弓なりに反った。
一度出したからか、堰を切ったように、さっきから透明な先走りが溢れてる。こんなにしといて、気持ち良くないとか、どういう言い訳で納得させる気だよ。
「ほら、協力してやるから」
ヅラの中に指を入れた。もっと気持ちよくなんのだったら、協力してあげる。ヅラがどこが気持ちいいか一番知ってんの俺だし。
ヅラの暖かくて今にも蕩けそうな中に、中指を突っ込んで……ここ、かな?
「ひぅっ! …うっ、ん」
馴れもあってか、一気に第一関節まで埋まった。
さっきだいぶヨダレ出してヅラのを舐めてたから、伝って後ろの方までべしゃべしゃになってる……ってか、そのためわざといっぱいヨダレ出して舐めたんだけど。
わざと音を立てて、中をかき混ぜると、ヅラは頭を振った。黒く長い髪が、布団の上に生き物みたいに動いてる。快感から逃れようとでもしてるんだろうか。逃げられるわけねえのに。俺がここに居て、俺から逃げられるわけなんてねえのに。
「うまくできたら、ご褒美に指増やしてやるよ」
指一本だってことを意識させるために、ヅラの中を中指で抜き差しする。いつも俺の加えてんだから、中指ぐらいじゃ全然足りないでしょ?
「……どう……すれば、いい?」
お、指一本じゃ足りないって言ったな? オネダリにはちょっと足んないけど、まずは合格点。
「だから、普段から俺がどうやって触ってんのか、思い出せって」
「……」
ヅラは、指先で自分の胸を触る。いや、これだけでも見てるこっちはだいぶ嗜虐心擽られるんだけど。俺が言ったことを素直に従うヅラは、こういう時じゃなけりゃ拝めねえし。
「違うだろ? そんなもんじゃ気持ち良くないだろ?」
マゾの気質でもあるのか、俺がされたら絶対痛いって思うくらいでも、なかなか気持ちよさそうにしてるヅラなんだから、そんな触り方じゃ満足できねえだろ? いつも俺がどうやって胸触ってお前のこと気持良くしてやってんのか、ちゃんと覚えてる? ヅラの気持ちいいところ、気持ちいい触り方、こっちは全部覚えてやってんのに。
「だから、こうだって」
きゅ、と、ヅラの胸を摘んで捻るとヅラの中が俺の指を締め付けてきた。
「ひっ……ふ、ぁ、あ、あっ、あ…あ」
首をのけ反らせて、ヅラは身悶えてる。ちょっと引っ張ると、今度は背中が反った。そんなに胸が気持ちいいもんでしょうかね? ヅラは大好きみたいだけど。俺は特に自分の乳首なんてもんは、ついてんだかついてないんだか意識もしてないけど、ヅラの胸触ってヅラがこんな風に気持良くなってんの見るのが、俺を興奮させる。
ずっとこのヅラ見てたいから、もったいなくて放したくねえけど……。
「ほら、やってみろ、自分で」
こんなにエロい身体してて、俺とも一ヶ月にいっぺんくらいのペースでしかこんなこと出来ないんだから、普段自分でもやってんだろ?
「自分がシてる時、どうせ触ってんだろ? いつもどうやってんのか見せてみろって」
どうせ前だけじゃ足りなくて、胸とか尻の穴とかも自分で弄ってたりすんだろ?
全部で感じさせてやりたいから、前だけで物足りる身体になんかしたつもりはないんで。
ヅラが、言われた通りに、自分の胸を摘んでる。赤く充血して、痛そうなのに、ヅラは気持ちいいのか、口の端からヨダレ垂れてんの拭きもしないし、さっきからのお漏らしで腹がだいぶ濡れてきている。
ヅラの先端から糸引いて、腹に垂れた……光景は、なかなか卑猥。
「じゃ、ご褒美に中指追加ね」
「あ…ぅ、あ、ッ」
指を二本に増やして、わざとぐちゃぐちゃと音がするようにして、ヅラの中をかき混ぜる。指の腹でヅラのいいところに当たるようにして、中を探ると、ヅラの身体が跳ねた。
ヅラが気持ち良くなる場所、俺、ちゃんと覚えてやってるだろ?
だからさ……
「や……も、銀時っ!」
「まだダメ」
「もうっ、欲しいっ」
「もうちょっと我慢しろって」
「やっ! も、我慢……できなっ、あぁっ!」
「じゃ、三本目?」
「違うっ、銀時の……」
「俺の?」
「銀時の……入れ、て」
真っ赤に充血した目。いつもは脳味噌の中まで見るつもりなじゃないだろうかってくらい強い視線を投げてくる奴なのに……こうなると、目玉溶けちまうぞってくらいに潤ませて、とろんとした目で見られる。
その視線は、俺の理性とか溶解させる効果があるんだと思う。
攘夷志士の盟主だなんて呼ばれてて、祭り上げられてて、こんな目をする奴だなんて誰も知らねえんだろうな……もちろん誰にも見せる気なんてないけど。
このヅラは、俺だけが知ってりゃいいんだ。
「仕方ねえな……」
仕方ねえって……言いながら、本当は俺が限界。
もう、早く入れさせてくれって、俺のは全力で上向いてる。ヅラの見てただけで俺も我慢汁こぼしてる。
指を抜いて、俺のを押しつける。
ゆっくりと、俺をヅラの中に沈み込ませる。
俺が、ヅラん中に埋まっていく……。
熱くて、溶けそうなぐらい熱くて、何度やってもキツくて、入れるだけで意識飛びそう。
「銀時……」
ヅラの手が、俺の頬に触れる。潤んだ赤い目が、俺を見てた……。
小さな声だったけど、聞こえた。声よりも真っ赤になった唇ばっかり気に取られてた。
「……動いて」
その言葉は、お願いよりも、命令に近い強制力があった。
ようやく、お許しが出たってことでいいのかな?
さっきから入りたくて堪んなかった。早くヅラと一つになりたかった。
でも、虐めてって事だろ? お前のお願いや期待には、俺は全力で答えてやるつもりなんだ。
お前が望むようにしてみましたが? これで満足してくれた?
ようやく……
ヅラの細い腰を押さえつけて、無茶苦茶に俺の腰叩きつけるようにして動かして、俺が獣にでもなったみたいに夢中になってヅラを求めてんの、みっともないからヅラには気づかれたくないけど、ヅラん中に入ると余裕なんか無くなっちまうの、どうせ気付かれてんだろうな……ヅラだし。
こんな理性吹っ飛ばしてガツガツヅラん中突いて、もっとお前と気持ち良くなりたくて……
「もっと……奥、ぁあ……ッ」
ヅラの言葉に誘われるまま、深く抉るようにして、突く。ヅラの中で、ヅラが気持ち良くなる場所を狙って重点的に攻める。
もっと深い所で一緒になりたいって、肉体的な快楽によるものなのか、精神的な欲求なのか、こうなるともうよく解んなくなるけど、どっちにしろきっとただの本能なんだろう。
俺が気持ち良くなりたくて、お前のこと気持良くしてやりたくて、そんなの全部ぶっ飛ばして、お前が俺を求める限り俺の全部をお前に与えたくて……
「ん…あぁ、うっ…ん、ぁっ」
俺の汗が伝って、ヅラの上に落ちた。
発情したヅラの喘ぎ声聞きながら、主導権って結局どっちにあんだろうなって、考えてみるけど……。
「あ、あ、ああぁあ――っ!」
今回もまた結論は出ず。